荷揚げとは?
荷揚げとは、建設現場や工事現場で建築資材を搬入・搬出する作業を指します。
クレーンやフォークリフトなどの機械が入れない建物やスペースで、人力で指定された場所まで運ぶことが主な仕事になります。
例えば、住宅の内装で使用する石膏ボードやフローリング材、床材の下に敷くパーチと呼ばれる重量のある資材、病院の放射線室で使う鉛のボードなど。
場合によっては階段を使って上階まで運ぶという現場もあります。
安易な気持ちで取り組むと大ケガをする恐れがあるため、体力と注意力を要します。
業界では楊重業と言われ、現場では「荷揚げ屋さん」と呼ばれることが多いです。
荷揚げの歴史
元々は、山間などの高い場所へ荷物を人力で運ぶことを『荷揚げ』と呼んでいました。
『揚』という漢字は「荷物が陸上に移る」「物を高いところに移動させる」を表すため、『荷上げ』ではなく『荷揚げ』という漢字が使われています。